こんにちは。ももです♡
今回は、山本文緒さんの「自転しながら公転する」をご紹介します。
2021年の本屋大賞にノミネートされ話題になりました。
作品情報
作品名 | 自転しながら公転する |
作者 | 山本文緒 |
刊行日 | 2020年9月 |
出版社 | 新潮社 |
ページ数 | 478ページ |
あらすじ
東京のアパレル会社で働いていた与野都は、重い更年期障害を抱える母の面倒を見るように父に言われ、茨城県牛久の実家に戻り、現在はアウトレットモールの女性向け衣料店で働いています。
32歳となり、地元の友達が恋人を作ったり結婚をしていく中で、都は将来が見えない状況で自分自身の人生にモヤモヤ悩み始めます。
結婚に仕事に焦りジタバタするアラサー女子の生活がリアルで楽しい
家では更年期障害の母を抱えていたり、職場ではセクハラに悩んだりしながら、恋愛もモヤモヤ悩んでるアラサー女子の都の姿は、とってもリアル。
同世代の女性ならば特に共感できる要素がたくさんあるのではないでしょうか。
都の周りには、様々なタイプの男性が現れます。
元ヤンで中卒の回転寿司店で働く男。
飲食店で働くベトナム人の年下の男の子。
オシャレでイケメンだけど、何だか危うい上司の男。
都の恋愛はどう発展していくのかワクワクしながら読めてとても楽しめますよ。
魅力的な女友達の存在
都には絵里、そよかという女友達がいて、この二人がまた魅力的です。
都の仕事や恋愛の悩みを親身になって聞いてくれます。
絵里とそよかの意見が分かれて討論になるくらい言い争う場面が面白いです。
ついつい遠慮して意見できなさそうなこともズバズバ指摘してくれる女友達の存在はありがたいですよね。
でも、周りの意見を聞きすぎて自分がどうしたらいいのか余計に分からなくてモヤモヤする都の様子もまた共感してしまいます。
「自転しながら公転する」はどんな人にオススメ?
恋愛小説が好きな人
アラサー世代の女性
恋愛や仕事に悩んでいる人
おわりに
地方で生きる女子が恋に仕事に全力で向き合っている様子を描く本作は、とてもリアルで女性にとっては特に楽しめる作品です。
焦る気持ちや先の見えない不安など、都の年代ならではの悩みには共感できるポイントが盛りだくさんとなっています。
舞台が都会ではない地方というところもとてもリアルに感じられる要素の一つかと思います。
恋愛小説が好きな人には楽しめること、間違いなしです!
ぜひ読んでみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました♡